「フォークリフト事故の事例から分かる危険と対策」第1回:事故事例と原因
工場や倉庫などの製造現場で使用することの多いフォークリフトは、非常に便利な反面、大きな事故を引き起こしかねないとても危険なものです。
今回はフォークリフトによる危険を回避するため、実際に起きた事故の事例から分かる対策方法まで、3回に分けて紹介していきたいと思います。
第1回は 「フォークリフトの事故事例と原因」
第2回は「フォークリフト事故の危険性」
第3回は「フォークリフト事故の予防と対策」についてご紹介しています。
今回、第1回は「フォークリフトの事故事例と原因」です。
フォークリフトの事故事例
まずは実際に起きた事故の事例を見ていきましょう。
■転落や墜落
転落や墜落による事故は、フォークリフトごと墜落する事例と、荷台やフォークの上から転落する事例があります。
■作業員が挟まれる、巻き込まれる
挟まれや巻き込まれによる事故は、フォークリフトのマストやヘッドガードに挟まれたり、周りの作業者を他の車両や壁などの間に挟んだり巻き込んだりしてしまう事例があります。
■転倒
フォークリフトの転倒や横転により、運転者が投げ出されてしまい強打や下敷きになってしまう事例があります。
■他の作業員との激突
フォークリフトと作業員の激突や作業者の上に荷物が落下するなどの事例があります。
フォークリフト事故の原因
どのようなことが原因で事故が起きてしまっているのでしょうか?
フォークリフト事故の原因として多いものを紹介します。
■運転操作ミス
運転操作ミスは、初心者だけでなく慣れた人にも生じるものです。
基本的なことを怠ってしまうことが、あらゆる事故の原因となります。
■安全確認や法令順守の怠り
小さな油断から、安全確認を怠ることで事故に繋がります。
また、免許のない運転手による作業や、公道を積荷を持って走るなど当たり前ですが、法令を守っていないことも問題です。
■点検、整備不足
始業前点検、定期自主点検、特定自主点検の3つは、法令で定められています。
故障は事故を発生させる原因となることが多いです。
■パレットの積み方
作業効率を優先しすぎることで積荷を乗せるパレットのバランスが悪くなってしまったり、定められた数や重量以上のパレットを重ねることで、事故に繋がります。
フォークリフトの事故事例と原因を紹介いたしました。
次回、第2回は 「フォークリフト事故の危険性」について、さらに詳しくご説明していきたいと思います。
また、 第3回では「フォークリフト事故の予防と対策」についてご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
さらに東海クラリオンの、フォークリフト用360°安全確認カメラシステム「3DAVM」もぜひチェックしてみてください!