2021.07.02
AGVについて学ぶ【前編】
皆さんAGVをご存じでしょうか?
製造業の方などは知っている方も多いと思いますが、初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなAGVについて学んでいきたいと思います。
目次
【前編】
1.AGVとは?
2.AGVの分類
3.AGVとAMR
【後編】
4.AGVの使用事例
5.これからのAGV
6.まとめ
1.AGVとは?
AGV(エージーブイ)は、 Automatic Guided Vehicleの頭文字をとった言葉で、無人搬送ロボットや無人搬送車と訳されます。
実はAGVは、90年代ごろから工場の製造ラインなどの決まったルートで使用されていました。
しかし近年ではAIを搭載することで不定的なルートでの自立走行や、人との協働を想定して製造されるまでになってきています。
2.AGVの分類
AGVは機能と特徴によって、様々な分類があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
■積載型
・経路誘導式
磁気テープ・電磁誘導ケーブル・光反射テープなどの誘導体を使用し、経路に沿って無人搬送車を誘導する
・自立移動式
誘導体を必要とせず、無人搬送車自体の機能のみで目的地へ移動する
■フォークリフト型
搬送や荷役作業を自動で行い、有人のフォークリフトと同じ作業が行える
■けん引型
荷を積んだトレーラや台車をけん引して搬送する
■追従型
先行する特定の車両や人に追従して移動する
3.AGVとAMR
AGVについて調べると、必ずと言っていいほど出てくるAMR(エーエムアール)。
AMRについても少しだけ見ておきましょう。
AMR (autonomous mobile robot) は、AGVのように走行経路に誘導体を必要とせず、ガイドなしでの走行ができ、自ら判断し自動的に人や障害物を回避しながら移動できます。
日本語では自律走行搬送ロボットと呼ばれており、人とロボットが補完し合う関係を構築することができます。
また、自動車に分類されているAGVに対して、AMRはロボットに分類されています。
AGVについて少し分かってきたでしょうか?
AGVについて学ぶ【前編】はここまでです。
AGVについて学ぶ【後編】では実際に使われているAGVや、これからのAGVについて見ていきたいと思いますので、お楽しみに!