プレスリリース

2024年10月21日
東海クラリオン株式会社

東海クラリオン株式会社（所在地：愛知県名古屋市、代表取締役社長：安部 源太郎）は、2024年10月26日、（公財）北九州産業学術推進機構等と連携して、大型商業施設や文化・歴史施設等が集積し、多くの来訪者で賑わう東田地区の回遊性や利便性を高めることなどを目的に、将来の実装を踏まえ、下記のとおり、東田では初となる自動運転EVモビリティによる実証運行を行います。

今回の自動運転は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の技術協力のもと、30マップに高精度衛星測位技術を活用した位置情報を組み合わせての自動走行を目指した取り組みで、九州では初の実証となります。

これを受け、2024年10月26日から2024年11月3日の間(10月28日（月）は関係施設休館のため運休)、東田地区において、低速自動運転モビリティ（※1）「YADOCAR-i（ヤドカリ）ドライブ」での実証実験を実施し、以下の新しい価値の提案を目指します。

つきましては、ぜひ取材・試乗体験にお越しいただきたく、ご案内申し上げます。

東海クラリオンとJAXAは、新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ（J-SPARC）」の枠組みのもと、2023年6月より衛星測位技術を活用した「後のせ自動運転システム“YADOCAR-iドライブ”」に関する共創活動を行っています。
https://www.jaxa.jp/press/2023/08/20230808-1_j.html

■本実証実験の概要

※1：低速自動運転モビリティ
東海クラリオンが開発した既存の車両に”後付け”する自動運転システム『YADOCAR-i（ヤドカリ）ドライブ』は、地域内の新たな移動手段として、過疎地域で移動に困っている高齢者の外出促進や、観光地の周遊など、地域一体となって魅力づくりと経済の活性化を目指します。
自動運転車は移動困難の解決の糸口ではありながら、非常に高額であり、実用に向けたコストバランスが取れていないことは大きな課題です。
そのため、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス「グリーンスローモビリティ（通称：グリスロ）」をベースとして、最小限の機材で走行するローコストな低速自動運転車は、レンタルサイクルや、キックボードのような感覚で、誰でも手軽に使える移動サービスとなるための実証実験を各地で進めており、今後自治体などで、2～3年後の導入を見据えています。